2014/10/31

オープン・ハウス・ロンドン 2014 ⑨ Apothecaries Hall

次はトラファルガー広場近くの
ホワイトホール(現在、内閣府と国際開発省)
に行く予定だったんですが、
表の通りは長蛇の列・・・
何時に入れるかわからないので
即、諦めました。(T_T)

そして次のリストの建物へ。
地下鉄のブラック・フライヤーズ駅で降り、
駅から徒歩数分のところ、こんな路地に何かあるの?
というところにありました。


Black Friairs Laneに面する入口(1823年より使用)
LaneとはStreetより狭い通りのこと

Apothecaries Hall (アポセカリーズ・ホール)。
薬剤・薬局組合の建物。
ロンドンのシティに本拠を置く同業組合。
14世紀の手工業のギルドを前身としていて、1617年設立。
シティに現存する最古の組合です。

1666年のロンドン大火で元の建物は焼失しましたが、
その後、同じ場所に現在の建物が再建されたのは1672年。
※ロンドン大火はシティが火元で、街の3分の2を焼き尽くしました。

300年の間に2度も世界大戦を経験して、
ほぼオリジナルの状態で生き残っている建物です。
すごいですね。

置いてある家具のコンディション良好です

薬瓶用キャビネット

応接間
壁一面のキャビネットには大きな薬瓶がずらっと陳列されています


組合の紋章が入った型押機
上部のハンドルを回すとエンボスの紋章が押されます
(左の刺繍が紋章)

コートルーム
重厚感のあるオーク材の壁パネル

組合の紋章



ここにもある紋章アイテム!
紋章の刺繍が入ったファイヤースクリーン
そして、フレーム上部にも紋章の一部の彫刻

銅製のスチル、蒸留過程で使うツールのひとつ
薬などを作る時に使われました

グレートホール
アイルランド産オークの壁パネルは1671年のもの
ホールの上部の両サイドにはステンドグラス入りの丸窓
白い天井をより白く明るく照らします

エリザベスⅡ世の肖像画

人が2人くらい余裕で入れる大きさの箱
スタッズの文字がかっこいい

1771年に作られた貴重な手色彩のボタニカル・イラストレーション
植物学や薬物学を学ぶ実習生のテストや医学試験の際に試験官が使用したそうです

アンティークのステンドグラスがたくさ~ん
ほとんどの窓にステンドグラスが入っていました


過去の組合の紋章がズラリ!


巨大なコリント式の木柱と組合の紋章の彫刻
威厳があります



紋章の多いイメージが残る建物でした。

ホールの近くにあったパブで休憩しようかと思いましたが、
イベント最終日の今日は16時で終了するところが多いので
最後まで駆け抜けます!



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