2015/05/19

洋館めぐり -春の特別公開・旧松本邸(洋館)-


断然、洋館の方が広い!
外観はハーフティンバースタイルで
内装はアール・ヌーヴォーだそうです。
木の骨組みや窓の色は深いオリーブ色。
19世紀後半にイギリスで流行った色です。


玄関

玄関上はバルコニーになっています


外を歩いている人の視線が入らないためか
下段のガラスは型ガラス

入るとすでにミニコンサートが始まっていて、
2階へ行く階段は人垣で塞がっていました・・
仕方なく、コンサートが終わるまで1階をブラブラ。

写真撮影は全館OKだったので
自由にいろいろ撮りました。

壁紙は紙製ではなく布製!

もらったパンフレットには年間のイベントが書いてありました。
ウェディングやパーティでも貸切できるらしく、
音楽と食事、洋館でのランチ、日本館でのランチ&ディナー。
食事しながらゆっくりこの雰囲気を味わえるなんて!
いつか利用したいです。


貴賓室のボウウィンドウと高い天井、
カーテンポールがとても太いです
アントレにも1本こういうのがあります

インテリア、家具は全てアールヌーボー様式


ダイニングルーム

象嵌細工の石炭入れ(暖炉用)

奥は女性トイレ
レトロな型ガラスです

コンサートが終わったあと
こんなにたくさんの同じクィーンアンスタイルの椅子を見たのは初めてです

広間の暖炉
置時計は1797年フランス製

階段吹抜けには絵更紗のタペストリー「海の幸」
長崎平戸港の風景


吹き抜けにあるステンドグラス
和田三造作



2階は寝室や客室、和室がありました。
全体的な印象は決して派手なものではありませんが、
木材が太くて「いい材料」使っています。
当時の最高レベルで建てられたからこそ、
今でも見ることができるんですね。

中央の札には設計者、辰野金吾の名

各部屋は暖炉完備

家庭教師室の天井

天井にも細かな細工

サンルームの天井

サンルームの窓
下は換気のための手動式ルーバー

サンルームからの眺め
新緑が眩し~

暖炉の上にある飾り棚は和洋折衷、引戸付

手前が控室で奥が和室

大きく洋風な引戸

広間からベランダに出るガラス戸

ベランダのモザイクタイル

2階がサンルーム


最後はカフェで一息
春はツツジ、秋は紅葉が楽しめそうです。
興味ある方は応募してみてくださいね。

旧松本邸(西日本工業倶楽部)
北九州市戸畑区一枝1-4-33
http://www.nkc.or.jp

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